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42歳からのキャリア術

田中(2010)は、キャリアの本当の意味でのブラッシュアップは、42歳から始まるとしたうえで、ミドル・キャリアに有用ないくつかのキャリア術を紹介している。 まず、人材の価値は需要と供給のバランスで決まるので、一見無関係に思えるスキルや知識や経験を…

反常識思考

午堂(2007)は、これからの時代「たった一人、世間に放り出されても稼ぐことができる力」が重要だとする。お金の面に限って言えば、「安定している」というのは、大企業に勤めているサラリーマンのような状態をさすのではなく「たった一人で放り出されても、…

コピーライティングは現代の錬金術

午堂(2007)は、人生やキャリアにおいて、どこにでも通用する「パーソナルブランド」を構築することの重要性を説くが、その中で、センスのよい、インパクトのあるキャッチコピーを作ることができる「コピーセンス」の重要性を強調している。 「コピーライティ…

中島流・頭のいい仕事術

中島(2002)は「仕事ができる人」が持っている頭の良さというのは、試験で高得点を取るだけの「偏差値のお化け」を意味しているのではないとする。ビジネスの現場では、正解のある試験問題のような場面はほとんどない。変化球と応用問題ばかりが次々と出題さ…

自分らしく生きる

本田(2006)は「ユダヤ人大富豪の教え」という著作で、豊かなお金持ちになる秘訣を説いている。逆説的だが、その第一歩は「自分らしく生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れる」ことだという。お金のことばかり考えている人より、仕事が大好…

明日終わっても後悔しない人生

保田(2007)は、自身がニューヨーク赴任中に同時多発テロに遭遇し「やりたいことがあるならば、後回しにせず先にやっておくべきだ」と感じたという。明日終わっても後悔しない人生を送るということである。「いま興味あることをする、逆にいえば興味ないこと…

なぜ小中学校の勉強が大切なのか

子供の頃は、小中学校・高校で勉強することは、先生や学校から「与えられる」ものだから、何の疑いもなく、それを勉強しなければならないものとして取り組んでいることが多い。あるいは、受験という目標があるならば、合格するための勉強という意味づけもあ…

逆境さえも糧にする学習力

泉(2009)は、厳しい時代を生きるために「自分を鍛える」ためのキーワードの1つに「学習主義」を挙げている。これには、「自らの視野を広げ、器を大きくするために常に勉強する」ということと、「どんなときにも、どんなことからも学ぶ」の2つの意味がある…

意識の持ち方を変えてビジネスセンスを磨く

原田(2008)は、判断力は人それぞれ違うかもしれないが、生まれ持った能力の違いではなく、「意識の差」に過ぎないという。例えば、同じ現場を見るにしても、意識の持ち方次第で目に映るものはまったく変わってくる。目の前の事実だけを認識しようとするので…

アルバイトから何を学ぶか

原田(2008)は以下のように自身のアルバイト経験を語っている。 私は苦学生だったため、大学時代にはありとあらゆる職種のアルバイトも経験していた。・・・いまから振り返れば、そうした一つひとつが勉強になっていたのに違いなく、実に貴重な経験ができてき…

なぜ不況期にこそバイトに仕事を任せるのか

雑誌「プレジデント」に「なぜセブンでバイトをすると3ヶ月で経営学を語れるのか?」にかんする記事が掲載されている。それによると、セブンイレブンでは、既存の概念にとらわれない若手に商品発注など重要な仕事を任せ、意欲を引き出すようにしているため、…

お金を迂回させる消費で金融リテラシーを磨く

泉(2008)は「お金の教養」を身に着けるためのさまざまなトピックについて説明しているが、「お金を迂回する考え方」は、消費を楽しみながらかつ資産運用を勉強するうえで賢い考え方である。 例えば、職業による収入(フロー収入)がある人が、欲しい物を収入…

算数脳は人生を切り拓く力

高濱(2006)は、社会人として活躍している人は、算数脳が育っているという。算数脳が発達している人は、例えば仕事で作業を行う場合でも、「その作業に何の目的や意味があるのかを考え」「常に創意・工夫をこらし」「他の人が思い浮かばない発想を思いつき」…

目標の大切さ、失敗の大切さ

柳井(2006)の自伝的著書の中に、目標の大切さ、失敗の大切さを説明した箇所がある。 ぼくは社員に「高い志や目標をもて」とよくいう。人は安定を求めるようになるとそこで成長が止まってしまう。高い目標を掲げて、それにむかって実行努力することこそ重要な…

ハッタリのススメ

一般的には、ハッタリをかますのはよくないこと、みっともないことだと思われている。しかし、表(2008)は、若者は8割がハッタリの姿勢で生きていくべきだと言う。 ハッタリというのはウソではなく、自分の夢や努力に関わる大胆な宣誓である。自信満々に言い…

算数脳を呼び覚ます

ビジネスパーソンにも必須の論理的思考力やクリティカルシンキング力をつけるためには、小学校の算数や中学校の数学を勉強しなおして、算数脳を呼び起こすのがよいかもしれない。 なぜなら、高濱(2005)が言うには、算数とは「考える力そのものを扱う教科」だ…

偶然をチャンスに変える力

諸富(2009)によれば、偶然をチャンスに変える力を持っている人、すなわち幸福な人生を築くことができる人は、あらかじめ自分の人生を決めつけずに、様々な可能性(偶然)に開かれた心(オープンマインド)を持ち、柔軟な姿勢を保つとともに、決断するときに…

人生の大勝負に打って出る

堀(2008)は、自身のキャリアを振り返りつつ、人生における大勝負に打ってでることの大切さを説いている。勝負どころとなるきっかけを自分で見いだし、自分でつくる。そして、ここぞというときには、失敗を恐れず決断をすることだ。今は人気コンサルティング…

成功する人、しない人

伊藤(2008)に言わせれば、成功する人は「続ける力」がある人である。コツコツと努力し続ける人が最後には勝つ。 大きな夢を描くことは大切。そこから逆算して計画を立てるのも大切。ただし、夢は大きくても、日々の努力はきわめて小さいことの積み重ねである…

捨てるリスク、捨てないリスク

夢や目標を実現するためには、何かを捨てないといけないことがある。戦略とは、何を捨てるか(よってどこに集中するか)をはっきりさせることである。 もちろん、捨てることにはリスクが伴う。捨てたことによって後悔してしまうリスクである。しかし、捨てな…

年収1000万円の仕事術

一期一会のビジネス社会で、第一印象は大切だ。初対面で相手に自分をどれくらい理解してもらえるかが重要である。その有効な方法として、田中(2007)は、自分の経験を整理して、自分自身の物語にキャッチフレーズをつけて印象づける方法を提案している。つま…

「人を見抜く」採用面接テクニック

樋口(2009)によれば、採用面接は相思相愛を確認するための場であるから、(1)相手の資質や能力を見抜くこと、(2)相手がどういう会社(職場)であるかを感じ取られるような情報提供をすること、(3)欲しい人材を口説く、という3つの目的がある。その中でも、「…

企業で活躍する人材の条件

樋口(2009)は、企業で活躍する人材の条件として、以下のように解説している。まず、よい仕事を実際にやって活躍する人に共通する要素は、「素直さと向上心」である。人の話をよく聞き、過去の成功にもすがらない。いつも謙虚で、勉強を欠かさず、毎日少しで…

ダメ出しをしてくれる人を増やして実力を高めよう

「ビジネスプロフェッショナルの仕事力」の中の、御立尚資氏によると、実力を身につけていく上では、「周りが教えてくれる人」になるのが大切。「ボケができる人」「他人に突っ込んでもらえる人」が有利である。これは、「愛嬌のがある人」「上の人から可愛…

仕事で「自由」を得る

岡島(2008)は、抜擢される人脈力をつけて活躍すれば、行き着く先には「自由」があると説く。ここでいう自由とは決して自由気ままとか身勝手な働き方というわけではなく、「やりたい仕事を選べる自由(働き方の自由)」と「自分の信念・使命感を大事にする仕…

就職活動のための自分ブランディング

岡島(2008)は、自身が就職活動をしていたときの恩師の教えとして「大学生はとにかく原石。キラッと光るところが1ミリでも見えればいい。キラッと光らせよ」という言葉を紹介している(p111)。ゼミでは「おまえのキラッは何だ」といつも聞かれ、キーワード作…

将来活躍できるための実力を磨くことだけ考えればよい

就職活動シーズンがやってくると、必ずといっていいほど、マニュアル本やサイトが人気を博し、自己分析や面接対策に多くの人が殺到する。 しかし、就職活動において小手先のテクニックなど考える必要はないといいたい。むしろ、それが禍の元にさえなるだろう…

超並列読書で地頭力を鍛える

成毛(2008)は、人を採用するときに「地頭が良いかどうか」の第一印象で決めると言う。時頭がいいかどうかは、こちらが話したことを理解するスピードや、こちらが使った言葉を瞬時に別の言葉に変換する能力があるかどうかで見分けられる。つまり、知識や常識…

お金のIQ・お金のEQ

本田(2006)は、お金のIQとして、4つの要素をあげている。 お金を稼ぐには、たくさん与えることである。社会に奉仕した量や質つまり付加価値に対して報酬が返ってくる。 生き金を使う。生き金とは、それが将来生きてくるお金のことである。賢くお金を使う…

仕組みを作って経済的自由を得る

仕組みとは 仕組みとは、一度作ってしまえば、自分はさほど動くことなく、自動的に収入が入ってくるシステムをいう。しかもそれは、「普通の人」が一人で、できる限り小資本かつローリスクで実現できるものでなくてはならない(荒濱・高橋2007)。仕組み作り…