成功する人、しない人

伊藤(2008)に言わせれば、成功する人は「続ける力」がある人である。コツコツと努力し続ける人が最後には勝つ。


大きな夢を描くことは大切。そこから逆算して計画を立てるのも大切。ただし、夢は大きくても、日々の努力はきわめて小さいことの積み重ねである。焦ることなく、一歩一歩前進していくことが、目標を達成する一番の近道である。「ゆっくり急げ」ということである。


スランプに陥ることもあるだろう。だが、伊藤は「スランプは頑張っている証拠」という。スランプに陥りそうなときは「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」ことが大切であると説く。狭くなった視野を広げるのが大切だということだ。タイミングの問題なので「いいとき」は必ずやってくる。


成功する人、一流になる人の特徴は、伊藤によれば、まずは「素直なこと」。これは「守・破・離」の「守」ができる前提である。そして基本を大切にすること。そして、恥をかくことを恐れない、つまり人の目を気にしないという点も大切だという。