2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ランキングが実力をつくる

世の中には様々なランキングがあり、企業や人物の知名度やブランディングに強い影響を与えるランキングも数多く存在する。このような傾向のもと、論争となるのが「ランキングが本当に実力を反映したものなのか」という問題である。つまり「ランキングは本当…

事実認定に学ぶ「ストーリーを組み立てる力」

荘司(2010)は、法律家がストーリーを組み立てる力を「法的仮説力」と呼び、「事実認定」のプロセスによってその特徴を示している。事実認定とは、主に裁判官が証拠などに基づき、過去にあった事実の中で、争いのある部分をできるだけ事実に近いストーリーと…

考える道筋としての「問い」

苅谷(2002)は、常識的な思考にとらわれない知的複眼思考において「問いの立て方と展開の仕方」の重要性を説く。まず、なんらかの「疑問」を感じたならば、それを「問い」に変えていくことが、深く考えることにつながる。問いが立てられれば、その答を探し出…

知的複眼思考法

苅谷(2002)は、ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずずに物事を考える「知的複眼思考法」を提唱している。「常識」にとらわれないためには、まずは何よりも、「ステレオタイプ」や「神話」から抜け出して、それを相対する視点を持つことが重要で…

英語らしい英語の書き方

日本人にとって、英語らしい英語を書くのは難しい、ピーターセン(1988)は、子供のときに日本製品の説明書に、以下のように書かれてあるのを見てびっくりしたという。 Drag out an antenna, pinching it between one's finger. おそらく「アンテナをつまんで…

松浦弥太郎のキャリア論

松浦(2010)は、仕事を考えるときに「自分は何をしたいのか」ではなく「自分を社会でどう役立てるか」を考え、最終的にはその仕事を通じて人々を幸せにしていくことを目標とすべきだという。 そして「いい仕事をするために遊ぶ」ことが大切だと松浦は言う。ま…

42歳からの挑戦

田中(2010)は「中途半端な大人になるな」という帯つきの本書で、人生のターニングポイントを超えても「守り」に入らず、「攻め続ける」人生の面白さを説いている。子供っぽいと言われようと、自分らしく何でも挑戦するのが格好いいという。牙を抜かれた自分…

42歳からのキャリア術

田中(2010)は、キャリアの本当の意味でのブラッシュアップは、42歳から始まるとしたうえで、ミドル・キャリアに有用ないくつかのキャリア術を紹介している。 まず、人材の価値は需要と供給のバランスで決まるので、一見無関係に思えるスキルや知識や経験を…

仕事をテンプレート化する技術

信太(2010)は、何事もテンプレート化すれば、短時間で正確にできるようになり、仕事もプライベートも充実する、つまり思い通りの人生を送ることができるという。テンプレートとは「すぐ利用できるように設定済みのパターン」という意味である。テンプレート…

散歩こそもっとも贅沢な趣味

田中(2010)は、散歩こそ人生そのものだという。時間を気にせずに、ただ、ぶらぶらと自由に気の向くままに歩き回るなんて、これ以上の贅沢があるだろうかという。 散歩や旅の楽しさは「自由に、気ままに」が原則だろうという。それは人生そのものでもあると。…

アブダクションによる創造的活動

一橋大学編(2001)では、創造的技術者の議論を中心に、人々が創造の発端でどのような論理を用いているのか考察している。例えば、創造の発端では、その時代の、その社会、その組織の人たちには「馬鹿げた」「論理的に理解しがたい」話として提案者の思いの中…

創造性エンジアリング

バーチとクレッグ(2010)は、創造性を生み出すテクニックとして、創造のプロセスを仕組み化する方法を提唱している。つまり、解決したい問題の状況把握から、創造的解決策のアイデア発想・実行までの一連の流れを「仕組み化」するのであり、彼らはこれを「創…

working papers

CEO fairness orientation and organizational competitiveness: An integrative framework. Career development of college students through part-time work: The role of LMX and taking charge. Theoretical implications from the case of performance-…