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価値主導型キャリアの時代

佐藤(2017)は、これからの時代に必要なキャリアの考え方として、資本主義やお金の役割がどう変わっていくかという視点を基づき、価値主導型のキャリア、すなわち資本主義から価値主義へと変化した後のキャリアのあり方についての議論を展開している。佐藤が…

「一呼吸おいて儲ける」黄金法則

田中(2018)は、会計をメインとするビジネスの世界史を概観するなかで、「一呼吸おいて儲ける」ことの有用性を、儲けの黄金法則すなわち商売を成功させる秘訣として紹介している。これは、例えば何らかのブームがビジネスで起こったときに、遅れるなとばかり…

ハーバード流 ファイナンスで学ぶ人生設計

金融業界やファイナンスというような言葉を聞くと、拝金主義で強欲資本主義の片棒を担ぐ人々の集まりのような印象を受ける人がいるかもしれない。しかしデサイ(2018)は、ファイナンスこそが、現代社会において善い人生を送るための知恵を与えてくれるもので…

「シンプル思考」による人生論

森川(2015)は、シンプルに「何が本質か」を考え尽くすことの重要性を主張する。その結果として、もっとも大切なものを探り当てて、それにすべての力を集中する。それ以外のものは捨て去る。自分なりにシンプルな答えを出して、とにかく全力でやってみるとい…

就活の面接で勝つ方法

成毛(2012)は、近年の学生の就活について、学生は苦労しており、「卒論書くヒマないぞ」「就活期間長すぎ」「大学は就職予備校じゃない」といった学生の訴えはもっともだと同意し、就活対策を練るためのヒントを提示している。 まず、どのような会社を選ぶか…

時間資本主義時代で成功する方法

松岡(2014)は、現在は、人間の経済活動の基準が「価格」ではなく「時間」にシフトしていく時間資本主義の時代に突入しており、この時代では「時間価値」という軸でものごとを考えることが重要だと指摘する。その理由としては、経済、科学技術の発達で私達が…

勝ち続ける人材になるためには

これからの時代「勝ち続ける人材」のみが生き残っていける。笛木(2014)は、「勝ち続けること」は、生まれながらの才能というよりは「スキル」であり、後天的に身につけることができるという。では、後天的に身につけることができる「勝ち続けるための方程式…

なんとなく始めたほうが長続きする理由(ワケ)

明確な目的と強いモチベーションを持った上で何かを始める人と、誰かに誘われたとかいう理由で「なんとなく」何かを始める人とでは、どちらが長続きするか。一見すると、明確な目的をもって始める人のほうがそれに真剣に取り組むことから長続きするのではな…

これからのエリートだけが知っている働き方

吉沢(2014)は、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授を初めとする論者の視点として、これからの時代は既存の職業が消滅し、次々と新たな職業が誕生する、一生涯、1つの仕事、1つの専門性で過ごすことができる人は皆無になる、自らの職業人…

お金を稼ぐことではなく「幸せになること」を目的として働こう

シェイ(2010)は、仕事をするにせよ何をするにせよ、幸せに焦点をあてることの重要性を説く。例えば、「あなたの人生のゴールは何ですか」という問いに答えてみる。その答えが何であろうと、それに重ねるかたちで、さらに「なぜ?」と質問してみる。さらに「…

マッスル・インテリジェンスを身に着けよう

古森(2013)は、経営者には「マッスル・インテリジェンス」が求められるという。なぜ多くのリーダーが、スピードやダイナミズムを見誤ってしまうのか、なぜ思い切って勝負することに二の足を踏んでしまうのかは、マッスル・インテリジェンスが足りないからで…

考えながら走るキャリア術

秋山(2013)は、事業開発という職業軸を維持しつつ、失敗を重ね、悩み、不安に襲われながら、時に行き当たりばったりで、紆余曲折の上、常に年収1千万円をキープしつつキャリア継続してきたという。このような、常に考えアクションをする「走りながら考える…

サラリーマン人生を豊かで幸せにする「ビジネスをつくる仕事」

小林(2013)は、いまの日本でいちばん幸せな仕事とは、どの業界、どの会社に属しているかとは関係なく、自ら創造的にビジネス(持続的に新たな価値を客に提供しつづけること)をつくり続ける仕事ではないだろうかという。人気の高い業界や会社に就職することよ…

世界のトップエリートは「基本に徹する」

ゴールドマン・サックス、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ハーバード・ビジネススクールといえば、これらの企業や大学の出身者は「トップエリート」として世界の産業・金融・政治を動かす存在だと考えられている。戸塚(2013)は、これらのトップエリート…

「死ぬ気で生きる」とは「生き切る」こと

早川(2013)は、死ぬ気で生きるとは、生き切ることだという。成り行きで働いている人は、生き切れていない人だから、本当に死ぬときに「後悔する人生」で終わってしまうというのである。死ぬ気で働けば、これまでにない「世界」が見えてくるし、死ぬ気で働い…

自分の人生を変え、組織を変え、世界を変える最短の方法

伊佐山(2013)は、シリコンバレーをはじめとして日米の起業家コミュニティを見て思ったこととして「今、自分ができることを積み重ね、自分の環境を変えること」が重要だという。与えられた環境で自分ができること、周囲を喜ばせることを行うといったように、…

オリジナルな働き方を設計するための「5つのシナリオ」メソッド

ちきりん(2013)は、どんな分野にいる人も、働いて数年たったら、将来あり得る働き方のモデルを5つ程度、言語化(シナリオ化)し、自分の進みたい道について意識化するべきだという。働き始めてみれば、ひとつの職業の中にも、多岐にわたる働き方のバリエー…

本を読んで不良になろう

橋本(2003)は、大学生以降の読書はむしろ、不良にこそふさわしいという。先生に気に入られようとする「よい子」は、高校を卒業すると読書をしなくなる。先生が読書をすすめなくなるからである。人の知らないことを誰にもすすめられずにたくさん読んでいると…

独立業者が身につけるべき考え方

山口(2013)は、独立事業者になるならば、サラリーマン時代と真逆な考え方をすることが求められるという。その1つが「スケジュール管理(スケカン)とタスク管理(タスカン)を徹底して行い、その代わり重要でないことはまったくやらない」という時間の使い…

面接試験で重要なのは実は「聞く力」である

ビジネスやマネジメントの場面で重要なスキルの一つに、「聞く力」がある。いわゆる聞き上手な人は仕事もよくできることが多い。そして、実践の場で聞く力が重要であるように、採用試験などでの面接でも「聞く力」が重要なのである。 これは、一見すると逆説…

ビジネスパーソンの「7つ道具+1」

フェルドマン(2012)は、働く人々に必要なのは「7つ道具+1」だという。7つ道具とは、「分析力」「プレゼン力」「人間力」「数字力」「時間・エネルギー管理力」「言語力」「商売力」であり、これらは掛け算で考えなければならない。そして、これらの7つ…

小さなスティーブ・ジョブズを目指せ

林野(2012)は、これからは結果を出した人だけが評価される真剣勝負の世界となり、そこで重要になってくるのが「BQ=ビジネス感度」であるという。BQ=IQ(知性)+EQ(理性・人間性)+SQ(感性)であり、とりわけ林野が重視しているのはSQ(感…

問題解決リーダーシップとは何か

伊賀(2012)は、マッキンゼー社での12年に及ぶ採用マネジャー経験から、地頭よりも、論理的思考力よりも大切なものであり、マッキンゼーの採用基準としても重視しているものとして、「将来、グローバルリーダーとして活躍できる資質」を挙げている。とりわけ…

個性こそが最大の武器−奇人変人のススメ

富坂(2012)は、医師、ハーバード大学留学、マッキンゼー社での経験を通じて、成功するための秘訣を紹介している。それを一言でいえば、自信を加えて乗せる「自信加乗」である。 例えば「やりすぎといわれるくらいが丁度いい」と富坂は言う。人の目を気にして…

成功するための鉄則

村上(2012)は、アーティストとして何よりも求められるのは、デッサン力やセンスなどの技術ではなく「執念」だという。「尋常ではないほどの執着力」を持ち、何があっても「やり通す覚悟」があるなら成功できるというのである。それがなければ成功できないと…

グローバル人材になるためには

内永(2011)は、就職・転職マーケットにおいて日本人が外国人と席を取り合う時代がすでに到来しているという。グローバルな世界は、国籍、人種、性別、年齢の別なく、実に多様なバックグラウンドを持ったメンバーがプレーする場なので、そこではあらゆる差異…

未来の充実した人生の実現にむけて働き方をシフトする

グラットン(2012)は、自由で創造的な人生を送るためには、漠然と未来を迎えるのではなく、主体的に未来を築いていく必要性を説く。つまり、産業革命以来の大きな変化を迎えている今の時代において、いま起こりつつある変化に漠然と対応しているだけでは、孤…

コンサルティング会社で学んだこと

高島(2012)は、オイシックスを創業する前、マッキンゼー・アンド・カンパニーというコンサルティング会社で働いていた。高島はそこで学んだことをいくつか紹介している。例えば、「何をやったらいいかわからない」ときにどこから手をつければよいかというノ…

レガシーワークとは何か

ギレボー(2012)は、自分が生きた証となる仕事を「レガシーワーク」と呼ぶ。レガシーワークを考える上でのポイントは「自分が人生から本当に得たいものは何か」「自分にしかできない、世界への貢献は何か」という2つの質問であるという。これは「生きる意味…

自分ブランドの作り方

ショーベル(2010)によれば、自分ブランド(パーソナルブランド)を築けば、自分にふさわしいキャリアパスをつくることができると示唆する。パーソナルブランディングとは、個人や起業家がプロフェッショナルとして、または個人として、自分のバリュープロポ…