2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

企画力の本質

仕事で活躍していくうえで「企画力」は欠かせない要素であるように思える。これに関して、「秋元康の仕事学」において秋元氏は、「企画とは自分の居場所を作ること」だという。オーバーにいえば「存在価値」だという。では、企画において一番大切なことは何…

資本主義社会の内在的論理

佐藤(2015)は、現代に生きる私たちにとって、目の前にある現行の資本主義システムの内在的論理をつかむことが重要だと説く。私たちは、現在、資本主義という社会システムの中にいる。システムの中にいると、実はシステムそのものことはよく分からない。わか…

積極的自由と消極的自由のパラドクス

自由とは何かというテーマにおいて、佐伯(2004)は、アイザイア・バーリンによる「積極的自由」と「消極的自由」の区分を紹介している。佐伯によれば、バーリンは、近代社会において区別されるべき問題は、「私はいったい誰によって支配されるのか」と、「私…

現代における実証主義と情緒主義のパラドクス

現代は、科学的思考、実証主義の影響を強く受け、ものごとの客観性や普遍性を重視すると言われる。であるならば当然、現代社会においても、「何が正しいのか」「どちらが正しいのか」といった、我々にとって重要な判断や意思決定を行う際には、客観性や普遍…

企業経営の基本論理はどのように変遷してきたか

企業経営、経営戦略、組織設計といった企業活動には、それらを正当化する論理が内在しているといえる。経営学の1つの目的は、その論理を明らかにし、明示化していくことにあるわけだが、もっとも重視すべき論理というのは、歴史の発展とそれにともなう経営…