2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

外向きの人事管理の出発点

まず、顧客が自社の社員にどうあってほしいのか。何を求めているのか。という、顧客の視点から見た人材像である。もちろん、この視点に直接的に影響するのは、フロントラインに立つ現場の人々であろう。しかし、その後方部隊としての間接部門についても影響…

キャリア開発におけるオーケストレーション

キャリア上の中長期的目標が定まり、現在行なっている活動(仕事やプロジェクト)が、その中長期的目標と一貫している状態、つまり、現在の取り組みが、自分自身のキャリアの目標に向かっていることが明らかになっている場合、その取り組みに自分自身のもって…

外向きの人事部

外向きの人事部とは、いかにして企業を発展させるか、そのためのビジネスのしかたや顧客や外部ステークホルダーを見据えた仕事をする人事部であると述べた。http://d.hatena.ne.jp/sekiguchizemi/20061107 ということは、企業の人事は、その企業のビジネスと…

論文

組織・仕事への「埋め込み」の組織生産性への効果 ジョブ・クラフティングの有効性 採用基準および教育方針の状況適合モデル(JIL発展形) コアセルフエヴァリュエーションとアルバイト選択

研究者のキャリア

研究者の多くは、ある一定のルールに従って蓄積させる「知識」の体系に、インクリメンタル(追加的)に貢献することを仕事としている。ある一定のルールとは、かなりユニバーサルなものもあれば、一定のパラダイムに支配されているものもある。一定のパラダ…

キャリアと人生

オフやプライベートを豊かにするための贅沢(大前2003) 「さして出世もできなかったが、私の人生は充実していた」--こういい残してこの世に別れを告げられることこそ、本当に幸福な人生を送ったといえよう。こんな辞世の言葉を口にしながら死んでいくための…

編集工学と物語

編集工学も物語も、キャリアと大いに関連する(http://d.hatena.ne.jp/sekiguchizemi/20061109)。 エディティング・プロセスとは時間や環境や意識とともに同時進行するものだ。そこが「エディティング」と「デザイン」との決定的なちがいである。・・・エディ…

キャリアに生かす編集術

編集術はコンテンツではなく「方法」に関するものである。キャリアも、どのような成果をあげたのか、成功したかどうかいう「結果」や、どの業界で働くのかといった「内容」よりも、その「方法」や「プロセス」が大切である。 編集術とは、われわれがどのよう…

キャリアは意思決定の鎖

キャリアは意思決定の連続によって形作られていく。転職などの重大な選択のみが、キャリアにおける意思決定ではない。むしろ、日常の場面で、些細なことでキャリアに関する意思決定が生じている。 例えば、今日は早く帰りたいのに上司から残業を頼まれた。そ…

編集工学とキャリアデザイン

キャリア・デザインを編集作業と捉えるならば、キャリア・デザインとは未来のキャリアを設計するという狭い見方にとらわれる必要はない。 過去のキャリアだってデザインできるのである。それは、自分のキャリアに関する過去の情報を編集することに他ならない…

キャリアに生かす編集術

松岡正剛氏によると、編集術は情報を創発するための技術である。未来のキャリアを切り開いていくために編集術を身につけてみよう。 文脈 編集は「文脈」を重視する。・・・会話や出来事や状況に流れている情報的な脈絡をすべて「文脈」とよんでいる。・・・…

キャリア用語集

すべての用語を理解できていれば上級。 キャリア・デザイン キャリア・マネジメント キャリア・プラン キャリア・アンカー キャリア・ドリフト キャリア・ミスト キャリア・ホープ キャリア・アップ キャリア・プラトー キャリア・ショック キャリア・トラン…

編集作業としてのキャリアデザイン

キャリアデザインとキャリアドリフトは対立する概念であるかのような議論がなされることがある。わかったようでわからないような言葉だが、平たく言うと、キャリアデザインとは、キャリアを計画すること、キャリアドリフトは、キャリア形成にあたって、状況…

お客さんを喜ばせるとは

お客さんを喜ばせるということは、お客さんのニーズやウォンツを満たすことではない。ニーズを満たすことはある意味あたりまえである。お客さんを喜ばせるとは、お客さんが思いもしなかったようなものを与え、感動させることである。「え〜!」「すごい!」…

Win-Win型交渉の秘訣

Win-Win型交渉(価値創出型・統合型)交渉を成功させるためのポイントは、交渉相手と自分との間のあいだで、どの部分が共通していて、どの部分が対立しているのかを、俯瞰的な視点から理解し、それを共有することである。 共通する部分が明確になることによ…

プロボカティブ・プレゼンテーション

プロボカティブとは挑発的なという意味で、Q&Aがたっぷりとあるようなプレゼンテーションでは、挑発的なプレゼンテーションを行なうと効果が高い場合が多い。 聴いている人が「それはちょっと違うんじゃないのか?」「間違っていないか?」と反論したくな…

「本気」のモチベーション論

モチベーション理論の理屈ばかりを覚えてしまうと、「こうすれば人々は動いてくれるのではないだろうか」などと計算しながら行動してしまうようになってしまうかもしれない。 人々をやる気にさせるために本当に大切なのは、やはり、陳腐な言い方ではあるが「…

キャリアデザインの留意点

高度な能力を身に着ければ給料があがるわけではない 基本的に、給料は能力の肯定で決まるのではなく、需要と供給で決まる。いくら高度な技術を身につけていても、市場であまっていれば価格は下落するわけだから、安月給となる。一方、希少であって需要が逼迫…

懸賞論文結果発表!

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懸賞論文で関口ゼミから2人入賞! 野村さん、益田くんの2名が佳作に選ばれました!昨年は植本君が入賞しましたので、2期生からは通算3名の入賞です。 http://www2.osaka-ue.ac.jp/CGI/view.cgi?seq=891 今年の入賞は19件、経営学部からの入賞者は5名…

卒業論文集用の原稿ファイル作成について

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みなさんの卒業論文は、卒業論文集として製本し、ひとりひとりにお渡しする予定です。そのための原稿を、ファイルのかたちで作ってもらう必要があります。 原稿を束ねるにあたって、原稿の形式をそろえる必要があります。以下のとおり作成してください。 タ…

ABCモニター調査協力について

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今回の調査期間は、11月20日(月)早朝〜11月26日(日)(深夜)までの1週間です!基本的に前回の担当割りを踏襲していますが、時間帯などで若干の変更がありますので、注意して自分の割り当てをチェックしてください。変更や交代がある場合には直ちに知ら…

私のキャリア・ストーリー

自分のキャリア・ストーリーを書く目的は、自分自身のキャリアについて深く洞察し、今後に生かしていくことである。自分がキャリアの転換期にいるときは、自分がどのように歩んできて、いまどういった転換点にあり、どこに向かっていくのかを「物語として語…

即興劇とキャリア・ストーリー

自分の人生もしくはキャリアにおいて、ある場面ある場面での意思決定や行為は、即興劇にたとえることができる。その場その場でもっとも適切だと思う行為を、その場における情報などの材料を最大減に活用して、かつ自分の希望や目標などとも絡ませながら、も…

外向きの人事部、内向きの人事部

企業の人事は基本的に内部管理だから、人事部の仕事はだまっていれば自然と内向きになる。賃金の仕組み、評価の仕組み、人事異動、どうしたらみなが納得するか、不平や喧嘩を抑えられるか、といった内部の心配事に終始し、なるべくそれがおこらないように慎…

村社会型経営と都市アパート型経営

人材の流動化が進むということは、企業経営にどのような影響を与えるのか。企業は、流動化する労働市場に経営スタイルをあわせる必要があるから、外からやってきた従業員がすぐに仕事に取り掛かれるように、業務の仕組みを整備するようになる。人材のスペッ…

来年度予定

前期 火曜 3.4限 HRM(関学) 水曜 2限 組織管理(院) 4限 組織論 後期 火曜 2限 HRM(院) 3限 専セミ 金曜 甲南?

To do

Funding proposal (IHRM) Embeddedness paper Presentation slides for JAAS UVic

Aクラスジャーナルへの条件付採択

私の専攻分野ではAクラスジャーナルと呼ばれているトップジャーナルから、論文が条件付き採択を受けた。最初に投稿した原稿は査読に回り、1ヶ月半後に出た結果は、改訂後再投稿。1ヶ月半ほどかけて改訂した原稿を再投稿、それが同じ査読者に回り、さらに…

Projects

Organizational Justice SGBED paper AOM paper JIL paper OS paper Part-time work Skill aquisitions in part-time work Person-Environment Fit PO fit and PJ fit in selection Dynamic model of fit Fit conference International HRM Expatriation and…

ITがもたらした仕事の集約・分解・最適配分

IT化が、グローバル化とともにもたらした仕事革命というのは、仕事を集約し、その仕事をうまく分解し、分解された仕事をグローバルな視点から、それをこなすのに最適な人々に分配することによって、もっとも生産性を高めることを可能にしている点である。 従…