2010-01-01から1年間の記事一覧

早朝起業というタイムマネジメント

松山(2004)は、朝5時から朝9時(本業の始まり)までの「黄金時間」を起業などの手段で活用する秘訣を論じている。早起きすれば、無駄時間が減る、無駄時間が自分時間になるなどの効用があるが、「やりたいことをするために早起きをする」ようにすれば、朝…

時間再生術

野村(1999)は、タイムマネジメントや時間術には次の4つのジャンルがあるという。 ムダな時間を切り詰めて効率化をはかることを主眼にした「時間管理術」 かぎられた時間をより有効に使うための知恵である「時間活用術」 膨大な時間をきれいに整頓して、より…

科学による自然理解

自然科学では、宇宙、自然界は物質とエネルギーの組み合わせで作り上げられていると考える。すべての物体は物質で形成されるが、宇宙、自然界は、この物体が運動する「場」である。つまり、自然科学は、物質、エネルギー、運動によって森羅万象を理解しよう…

理科系の思考法

志村(2003)は、人を文科系・理科系に分けることが安易すぎるという前置きをしつつも、いわゆる「理科系」の思考のあり方について説明している。私たちは、場当たり的に理解するのではなく、「きちんと筋道を立てて考える」ことが重要である。志村は、この「…

ベイズの定理が可能にする冷静な分析

北岡(2009)は、インテリジェンス(利益を実現する知識をインフォメーションから生産する活動)における分析において、ベイズ定理の有効性を示唆している。そのポイントは、インテリジェンス活動においてなんらかの仮説を設定し、その後、新しいインフォメー…

ベイズ推定と逐次合理性

小島(2004)によると、不確実性には2つのタイプがある。1つは、未来に起こることゆえの不確実性。もう1つは、すでに起こってしまったことだが、結果に対して十分な知識がないゆえの不確実性である。確率とは、この不確実性に対して「推測」という形で現わ…

金の採掘と精錬に学ぶタイムマネジメント

野村(2009)は、優れたタイムマネジメントは金の採掘や精錬に似ているという。タイムマネジメントで重要なのが、(1)仕事の効率化で短縮できた時間を、私生活の充実のためにも活かす。(2)時間の量だけを目標とするのではなく、時間の質にも気を配る、と…

数学的思考で「論理洞察力」を鍛える

細野(2008)は、数学的思考力を高めることによって、考える力と、自分の考えを人に伝える力がつくという。なぜならば、数学的思考とは、論理(=考える道筋)に基づき、物事の仕組みを1つひとつ整理して考える方法であり、数学的思考力とは、情報をフローチ…

プレゼンテーションまとめ

タイトル タイトルには「感動」が必要。相手の期待をいい意味で裏切ってあげる http://d.hatena.ne.jp/sekiguchizemi/20051030/p1 言葉、ストーリー 「びっくりするほどキレのいい」言葉を使う 思わず第三者に語りたくなってしまうなにかを含ませる 「うっそ…

情報収集と仮説検証で「見通す力」を高める

池上(2009)は、「見通す力」はテクニックを身につければ誰でも高めることができるという。そのテクニックとは「情報の収集」「情報の選別」「仮説の設定」「仮説の検証」である。 まずは、見通すテーマをきちんと決める。そして「情報収集」は、新聞、雑誌、…

タイムマネジメントまとめ集

人生そのものがタイムマネジメント 時間を石油に例えるならば、いつか枯渇することはわかっているのに、あたかもそれが無尽蔵にあると感じてしまうところに恐ろしさがある。「人生は一度しかない」ということを肝に銘じない限り、どんなタイムマネジメントも…

バルトによる「主体」の攻略

難波江・内田(2004)によれば、バルトは、西欧において不可疑とされてきた「主体」という概念を、攻撃的に攻略しようとした。それは「私は私がいま語っている言葉の主人ではない」という発想である。例えば「書く」という行為は、あらかじめ頭の中にできあが…

possible outlets (second tier)

Applied Psychology: International Review (IF: 1.811, 5yr: 2.424) Journal of Occupational and Organizational Psychology (IF: 1.205, 5yr: 2.397) Journal of Vocational Behavior (IF: 1.835, 5yr: 3.472) Group and Organization Management (IF: 1.…

ソシュールの偉業

難波江・内田(2004)は、現代思想にアクセスする出発点として、ソシュールを挙げている。なぜならソシュールは、すべての思想のもとになる言語そのものについて深く考え、コトバの見方をコペルニクス的に転回し「現実」の意味をひっくり返してしまったからで…

日本の発展を支えてきた人材構造

経済において、おカネは血液である。いくらきれいごとを言っても、カネの流れが止まるということは、死を意味する。よって、世の中でカネがどう動いているのかをよく理解することは、生きていくうえで非常に役に立つ。経済学を勉強するということは、こうい…

就活本に頼らずに面接に勝つ方法

新卒採用では、学生が就活本でにわか勉強してきた受け答えばかりするので、みな同じに見えてくるという面接者の声をよく聞く。これは、企業にとっても学生にとっても不幸なことである。 学生が就活本に頼る理由は分からないでもない。なぜならば、面接などで…

史上最強の処世術

史上最強の処世術の1つとして数えて間違いがないと思われるのが、老荘思想である。守屋(2009)は、老荘思想といえば、隠遁とか隠者に結びつく思想を含んでいることを否定はできないが、じつは、すぐれて処世の知恵であるという。逆境に立たされたとき、それ…

ニュートンとアインシュタインの驚異的な功績

竹内(2004)の説明によれば、ニュートンの偉大さというのは、「リンゴが落ちるという特殊事例を宇宙全体にまで一般化」したことにある。ニュートンが構築した物理学のモデルによって、実際に人間を乗せたロケットを月に着陸させることができたのである。 世の…

物理学という方法

米沢(2005)によれば、物理学とは「森羅万象の自然現象の営み」について、個々の現象の背後にある、共通の法則性を、事実だけを拠り所として、見出していこうとする学問である。すなわち、観測や実験から確認できることだけを拠り所として、理論を構築し、真…

導入部を構成する方法

ミント(1999)によると、文書の導入部は、読み手がすでに知っていることを要約することによって、これから文書中で答えなければならない疑問を明らかにする。そうすることにより、問題や疑問に読者の注意を集中させることができる。 ミントは、導入部は、常に…

鉄道地図で頭を鍛え「壮大なムダ」を楽しむ

野村(2010)は、鉄道地図をネタに考える力を磨くことで、冴えた頭を作ることができると説く。まず、全体を俯瞰することで視野が広がる。また、鉄道地図を見て気づいた素朴な疑問を調べていくうちに、背景にある歴史や文化や経済の問題に気づいたり、思いがけ…

ぼんやりと時間を過ごすことの善悪

「人生=時間」と考えるならば、自分にとって時間がいかに大切なものかが分かる。人生という時間は有限で、使ってしまった分は二度と戻ってこないからだ。とくに若いうちは、人生も時間も永遠にあるという錯覚に支配されているが、自分の人生の終わりを意識…

ゲームオーバーにさせない生き方

成功したい場合、勝ちに行くことを考える。しかし、目標が困難であるほど、あるいはリスクが多いほど、勝ちに行くやり方は適切ではない。勝ちに行こうとして大きなリスクを犯しすぎ、一撃を狙ったがゆえに致命的な失敗をしてしまってゲームオーバーになって…

マーケティングの行動科学

青木(2010)によれば、かつてビジネスは「作ったモノを売る」という時代であり、いかに安く大量に作るかといった生産志向であった。それがモノ不足からモノ余りへ移行するにしたがい、「作った物を売り切る」という、営業力、販売力志向の時代となった。そし…

話し上手になる「笑いの方程式」

村瀬(2010)は、話し上手はセンスの問題ではなく、誰でもテクニックを見につければ話し上手になるという。その1つが「笑いの方程式」を知ることである。まずは、「フリ」を活用すること。フリとは笑いにつながるパスで、フリを受け取ったものがボケることで…

オープン・エデュケーション

梅田・飯吉(2010)によると、オープン・エデュケーションの極意は「自分の置かれた環境で、利用できるものは何でも使って学んだり教えたりする」ことである。「学ぶこと」は、そのための「機会」と「必要な助け」さえ得られれば、あとは自分の志や情熱次第で…

英語学習に役立つ雑誌サイト

http://www.naturalhistorymag.com/http://www.theatlantic.com/http://www.scientificamerican.com/http://www.nationalgeographic.com/

マーケティングは人々に夢見る力をあたえる仕事

嶋口ほか(2008)は、マーケティング・アンビション思考と称したコンセプトにおいて、マーケティングは人々に夢見る力を与えることができる仕事であることを示唆している。マーケティングが他の経営機能と比較して異質なのは、夢を追いかけていることであり、…

「ジョブズ流」プレゼン・テクニック

ガロ(2010)は、スティーブ・ジョブズのさまざまなプレゼンテーションテクニックを紹介している。それをもとに、いくつかまとめてみよう。 まず、プレゼンテーションは、ストーリーが命である。魅力的なストーリーを作ること、話の流れをつくることである。そ…

ウルトラマン型プレゼンテーションの極意

ガロ(2010)は、アップルのスティーブ・ジョブのプレゼンテーションの秘法を紹介するなかで、適役を導入して、自社の製品や主張をヒーローとして演出するテクニックについて述べている。 プレゼンテーションの早い段階で導入する適役は、問題提議である。聴衆…