情報収集と仮説検証で「見通す力」を高める

池上(2009)は、「見通す力」はテクニックを身につければ誰でも高めることができるという。そのテクニックとは「情報の収集」「情報の選別」「仮説の設定」「仮説の検証」である。


まずは、見通すテーマをきちんと決める。そして「情報収集」は、新聞、雑誌、ネットなど、誰でも手に入れることのできる手段を通じて集める。集まった情報の中から信頼できるものを選別し、仮説検証をしていく。情報収集では、ニュース定点観測を行い、おやっと思うことについて、深堀り情報収集を行う。


仮説を立てるのに役立つのは、「図」を描いてみることである。図を描いて、描きながら自分自身で質問をしていくことにより、「キープレイヤー」同士の関連性をはっきりさせていくのである。そして、仮説を人に話したり、文章にしてみる。それらへの感想やコメントをもらって、仮説を修正していくのである。