創造性エンジアリング

バーチとクレッグ(2010)は、創造性を生み出すテクニックとして、創造のプロセスを仕組み化する方法を提唱している。つまり、解決したい問題の状況把握から、創造的解決策のアイデア発想・実行までの一連の流れを「仕組み化」するのであり、彼らはこれを「創造エンジン」と呼ぶ。


まず、創造性は、未知なるものに挑戦することであるため、まだ誰も踏み入れたことのない場所に果敢に挑み、障害を乗り越えつつ進む「開拓精神」が必要である。また、創造性のテクニックを使うというのは、想定やルールなどをいったん忘れることでもある。常識や前提の枠を取り外してルールを破ることで創造の道が開けてくる。さらに、創造性のテクニックは「異なる視点を与えることで問題を変形させる」ことに本質があると言う。