将来活躍できるための実力を磨くことだけ考えればよい

就職活動シーズンがやってくると、必ずといっていいほど、マニュアル本やサイトが人気を博し、自己分析や面接対策に多くの人が殺到する。


しかし、就職活動において小手先のテクニックなど考える必要はないといいたい。むしろ、それが禍の元にさえなるだろう。常に、自分が将来に活躍できる人材になるように、一所懸命に修練に励めばよいのだ。しっかりと勉強をして、外見じゃなく、中身を磨くのである。資格の取得などは否定はしないが外見の部類に入る。あくまで仕事をするうえでの小手先のテクニックだ。若者に必要なのは小さくまとまった知識じゃなくて、将来性を感じさせるスケールの大きなポテンシャルだ。例えば幅広い教養と、物事に動じない胆力、人を引っ張っていける駆動力などだ。


企業は、将来活躍してくれる頼もしい人材を欲し、その人物を採用したいのである。そのための能力や覚悟といったポテンシャルを高めることに全神経を集中させるべきだ。とはいっても、マニュアル本に従わなかったがゆえに、面接官に嫌われたらおしまいじゃないかという反論があるかもしれない。しかし、面接官の一時的な好き嫌いで、真に活躍できる人材を採用しそこねてしまうような会社に未来はない。そんな会社はこちらから願い下げだと考えればよいのである。


就職活動の小手先のテクニックに流されずにしっかりと自分の実力を高めることに全神経を集中し、着実に成長を遂げたならば、自信を持って就職活動に望めばよい。落ち着き払って面接に臨もう。何も恐がることはない。