なぜ不況期にこそバイトに仕事を任せるのか

雑誌「プレジデント」に「なぜセブンでバイトをすると3ヶ月で経営学を語れるのか?」にかんする記事が掲載されている。それによると、セブンイレブンでは、既存の概念にとらわれない若手に商品発注など重要な仕事を任せ、意欲を引き出すようにしているため、”未知への挑戦の連続”によって、「セブンイレブンでバイトをすると三ヶ月で経営学を語るようになる」ともいわれるそうだ。


つまり、学生アルバイトでも、担当商品ごとに明日の売れ筋商品について仮説を立て、発注し、結果をPOSデータで検証する過程で主体的に取り組めば、経営感覚が身についてくる。学生アルバイトでも、顧客にとって正しいことを実践するならば、短期に戦力化できると説く。


また、人間にとって大切なのは仕事のしがい、働きがいであり、自分の存在価値がそこにあるかどうかだと言う。責任のある仕事を任せられると自然に仕事にやりがいを感じ、自分を啓発する力を秘めている。セブンイレブンでは、それを引き出すきっかけとなる場を提供していると考えられる。答えがわかっている「作業」ではなく、自分で答えを出していかなければならない「仕事」において、困難であっても成果に結びつければ、やりがいになり、面白みがどんどん増していくのであろう。