明日終わっても後悔しない人生

保田(2007)は、自身がニューヨーク赴任中に同時多発テロに遭遇し「やりたいことがあるならば、後回しにせず先にやっておくべきだ」と感じたという。明日終わっても後悔しない人生を送るということである。「いま興味あることをする、逆にいえば興味ないことはしない」のが成功の道であり、「自分のやりたいこと、思う道に進んでいけば、自ずと人生は楽しくなるし、収入も入ってきて、成功する」と保田はいうのである。


やりたいことは「好きか嫌いか」で考えてみる。自分の好きなことをやって生きるという軸を決めた場合、短期的にうまくいかなくても、咲くかもしれない可能性があったなら、自分を信じて待つことも大切である。我慢の時期を乗り越えられる強さがあってこそ、成功を勝ち取れる。先が見えない不安は、ワクワクする冒険に置き換える。仕事をしている自分やアウトプットに陶酔し、夢を語り続ける。それも、スケールが大きくて、他の人が共感、共鳴してくれる夢である。


そして保田は、彼が出会った一冊の本の論旨を以下のようにを紹介している。「お金は、決断や才能、健全な判断力を持ち、リスクをおかし、タイミングをかぎ取る感覚に優れた人についていくようだ。天性の才能を超えるような仕事や得意な分野の仕事を頼まれると、たとえ、それが平凡でつまらない仕事であってもやる気が起きる。そんなときにもお金がついてくる。心をこめてした仕事は、人を元気で幸福にしてくれる」