2012-01-01から1年間の記事一覧
集中力はどんなことをするにも必要不可欠なポイントとなる。深い集中に身を置くことができることが、大業をなす条件でもあろう。これに関して、羽生(2011)は、集中力をつけるための効果的なトレーニング方法を提案している。 1つ目の方法は、何も考えない時…
ショーベル(2010)によれば、自分ブランド(パーソナルブランド)を築けば、自分にふさわしいキャリアパスをつくることができると示唆する。パーソナルブランディングとは、個人や起業家がプロフェッショナルとして、または個人として、自分のバリュープロポ…
清水(2011)は、論理や分析を中心とするクリエイティブな頭脳労働によって合理的に策定された「戦略」が前工程としてあり、それを制度、ルール、仕組みによって、現場における手足を使った単純労働としての後工程として「実行」していけば経営は成功するとい…
林(2006)は、人間の記憶の仕組みを解説することによって、記憶力をはじめとして頭を良くするヒントを紹介している。ここでポイントとなるのが「イメージ記憶」である。 林によれば、人は物事をありのまま記憶するのではなく、その物事についてのイメージを自…
鈴木(2012)は、コミュニケーションのスキルは3つに分解でき、コミュニケーションはその3つの組み合わせでしかないという。それは「主張(tell/speak)」「質問(ask)」「傾聴(listen & reflect)」である。 また、人を説得しようとする場合、私たちのコミュニ…
高橋(2012)は、21世紀の時代は「想定外変化」による予期せぬキャリアチェンジと「専門性細分化」の2つが同時進行する環境にあると指摘する。ひと昔前の工業化社会のパラダイムに基づく「管理可能性」と「予測可能性」極大化のキャリア論では、長期的な計画を…
堀(2011)は、社会人の研究で最も力を入れるべきは「創る練習」だという。例えば文章である。5行の文章でも起承転結があるが、もっと長い文章になってくると、ストーリー構成力が必要となる。構成力はビジネスではものすごく大きな力を発揮するという。 リー…
堀(2011)は、これからは「学歴社会」ではなく「学習歴社会」になるという。不況は弱者にはとことん冷たい。勉強して能力を高めなくては生きていけない。つまり、生き残るために学ぶ必要があるというわけである。 逆にいえば、勉強とは多くの時代において弱者…
美崎(2010)は、仕事ができる人はみな「あそび」を持っているという。ここでいう「あそび」とは、娯楽としての「遊び」ではなく空白としての「余裕」とか「余白」である。それは、チャンスが来たときに、ちゃんとそれに対応するためのものであるという。 美崎…
小笹(2012)は、現代は、自分を見失い「成長実感が持てない焦り」症候群、「なんとなく不安」症候群が蔓延しているという。そこで小手先の「自分さがし」ではなく根本的な「自分創り」をコンセプトにした体系的なトレーニングを提唱している。成長欲求や承認…
一般的にはキャリアプランは必要だと思われている。しかし、原田(2011)は、キャリアプランをつくるというのは自分の可能性を絞ることだという。つまり「キャリアを自分で考えるな」というのである。 では、どうするのがよいのか。原田は「キャリアとは周りか…
井上(2011)は、イノベーション思考の発想メカニズムの特徴を落雷になぞらえて説明する。落雷は三段階あり、最初は雷雲から伸びる光の弱い先駆放電、次が大地側から迎えるように伸びる線条・先行放電、そして、両者が結合して大量の電荷が本楽的に先行放電路…
本田(2011)は、これからのマネジャーは、今までとは異なる価値観をもつ部下、日々進化していくITツールに対応しながら、クリエイティブな仕事をハンドリングする能力が必要となると説く。 とりわけ、プレイイングマネジャーに必須なスキルが、フレームワー…
日常における買い物や懇親会の幹事など、すばやい計算力、暗算力などが求められる場面は多い。また、学校の試験や入試における算数、数学、理科などの問題においても、すばやく正確に計算できるスキルは解答時間を節約し、大きな武器となりうる。鍵本(2005)…
グロービス(2011)では、「志」を「一定の期間、人生をかけてコミットできるようなこと(目標)」と定義する。一定期間とは、最低でも2〜5年であり、自らの意志に基づいて自主的に「時間」や「意識」を割いて取り組むものとしている。これに対して、よりス…
平野(2008)は、個人レベルにおいても、プラットフォームとアライアンスの思想を仕事にとりいれることによって、自分1人では不可能なことを他人を巻き込んで実現することが可能だということを紹介している。 プラットフォームとは、アライアンスできる場を提…
築山(2006)は、ひらめき、想像力、クリエイティブな才能などと呼ばれるものは「脳の総合力」だという。具体的には、意識的に情報を取る力、記憶を引き出す力、思考を整理する力、情報を組み立てる力、組み立てたものを分かりやすく人に伝える力といったもの…
就職活動をするうえで重要なのは、良い仕事に就けるか、良い職場、良い会社で働けるかということである。では、良い仕事とはどのような仕事を指すのか。また、どのような職場、会社が、良い職場、良い会社だといえるのか。 中沢(2010a)は、長期にわたって本…
成毛(2012)は、世の中のほとんどの人は、スティーブ・ジョブズのようにはなれないと言いつつ、そうであってもクリエイティブ体質になれるポイントを紹介している。 成毛の持論は、クリエイティブな人は「子供っぽさ」を持っているということである。子供っぽ…
相原(2012)は、会社人事は「評価」でなく「評判(レピュテーション)」で決まるという。評判は人事の「裏スタンダード」だともいう。「評価」というのは、特定の基準があってそれに照らし合わせてなされるものである。しかし「評判」というのは、「感じがよ…
森(2006)は、若い人たちに対して「どのような時代にあっても細い竹のようにしなやかに、踏みつけられても頭をもたげる雑草のようにしぶとく働き、生きていってほしい」とエールを送る。森は、「しなやか×しぶとさ=したたか」であることが大切な生き方の一つ…
羽田(2011)は、現行日本の世界史における最大の欠点は「ヨーロッパ中心史観」であると主張する。現在、日本で世界史を学べば、その結果としてほとんど自動的に、ヨーロッパ(あるいは欧米)は特別であり、世界で最も優れていると信じてしまう仕組みになって…
人間にとって最大の武器は頭脳である。築山(2012)は、生理学の見地から脳が持つパワーを最大限に活用して勉強や思考の効果を高める方法を紹介している。勉強や知的生産においては、「脳が冴えている状態」を計画的に作り出すことができるかが重要で、それに…
知的生産性の問題は、知を生み出したり発展させるすなわちクリエイティビティの問題といってもよいだろう。そういった面から知的生産性を捉えたうえで、最も重要なことは「集中して考える」「じっくりと、とことん考える」ことである。そのためにはどうすれ…
コトラー・カルタジャヤ・セティアワン(2010)は、マーケティング3.0というテーマのもと、ミッション・マーケティングあるいはミッション・ブランディングを提唱している。コトラーらによれば、消費者に企業や製品のミッションをマーケティングするためには、…
司法試験のカリスマ講師として知られる伊藤真氏は、大学在学中に最初に司法試験に挑戦して失敗した時「量をこなす勉強では、いつまでも知らない問題に対処できない」と悟ったとう。つまり「勉強して知っていることを増やそうとしても知らない問題は次々と現…
コトラーとベス(2004)は、既存の製品カテゴリーや市場のもとでマーケティングプロセスを垂直的に辿り、サイズ、パッケージング、デザインなど様々な要素を変更してイノベーションを実現する「バーティカル・マーケティング」に対し、なんらかの改変をくわえ…
竹村(2011)によれば、タイムマネジメント4.0とは、「時間=人生」という原則のもと、一人一人が自分の人生に対する責任を持ち、望ましい成果を長期的に得続けるために、周囲の人との相乗効果を発揮することを目指すタイムマネジメントである。 そのために…
野口(2011)は、知的作業の大部分は、もともと戸外で行われていると指摘する。書斎や研究室でやっているのは、そこで生まれたアイデアを整理し記録するだけの作業、あるいはデータを収集したり計算したりするだけの作業だというのである。 そもそも、創造的な…
近年は就職氷河期であると言われている。しかし海老原(2011)は必ずしもそうでないことを示唆する。その鍵は、中小企業に注目することである。例えば、従業員1000人以上の大手企業における大卒求人倍率はこの15年間0.5倍〜0.8倍なのに対し、中小企業の新卒有…