キャリアプランは自分の可能性を絞る

一般的にはキャリアプランは必要だと思われている。しかし、原田(2011)は、キャリアプランをつくるというのは自分の可能性を絞ることだという。つまり「キャリアを自分で考えるな」というのである。


では、どうするのがよいのか。原田は「キャリアとは周りから来るもの」だという。周りが期待すること以上のことを毎日やることだけを考える。そうすれば、キャリアは周りから来るというわけである。


人はどうやって育つかというと、不自由を感じたとき、苦労したとき、修羅場をくぐったとき。そういったときに初めて見体験の世界に入って、知恵が出てきて、エネルギーが出てきて、困難を乗り越えるものだと原田はいう。すなわち不自由な生活を自ら求めていくくらいの意識でないと、世界に通用するくらいの成長はできない。


また原田は、リーダーシップの大事なポイントは「成長のために常に自ら変革していくこと」だという。そして、スティーブ・ジョブズから学んだのは「あえて常識を捨てる力、そしてそこから新しいものを生むエネルギー」だという。