夢を実現するためのタスク管理

佐々木・大橋(2013)は、タスク管理を行うことによって、夢や目標を管理できるという。実現したい「夢」「大目標」を、その達成につながる中目標に分解し、さらに中目標を、いくつかの工程というタスクに分解する。そして、そのタスクに取り組むための時間を朝の最初に用意して、タスクを実行していく方法を紹介している。そもそも、タスク管理を行うことの最も重要な目的の1つが、遠大な目標を達成する、あるいは「夢をかなえる」ことなのだという。


最終目標としての夢を実現するためにやらなければいけないことを「大項目」「中項目」「小項目」に分解し、1つ1つのタスクをつぶしていくという夢の叶え方は1つの定番になりつつあるという。「夢」に向かってとにかく行動する、まずやってみることは楽しいことなのだという。


佐々木・大橋は、夢を見つけ、叶えるためにも、「いつかやりたいことリスト」を作ることも大切だという。これを「カタログリスト」ともいう。カタログリストは、自分の本当に欲しているものを教えてくれる。そうしたリストを一元化し、定期的に見返すようにするのがよいという。


特に大事なのは、目標の達成のために最も重要だと思う「クリティカルなポイント」を押さえるために可能な限りの時間をつぎ込むことだと佐々木・大橋は指摘する。それを朝一番の時間帯に行う。佐々木・大橋によれば、1日の最初の時間帯は大切である。この時間帯に行うのを「ファーストタスク」と呼び、ファーストタスクで何をするかということは、その人が人生で何を重視しているかを具体的に示すという。