朝4時起きでじっくり考える時間をつくる

池田(2009)は、朝4時起きの効用として、誰にも邪魔されずにじっくりと考える時間が持てるようになることを指摘する。そして、そのために、忙しくてまったく余裕のなかった状態から、余裕をもったかつ生産性の高い仕事、充実したライフが可能となるという。


じっくりと考える時間を持てば、そこで、仕事や作業の段取りを考えられる。段取り力がつけば、仕事や遊びに優先順位をつけ、やるべきこと、捨てるべきことがはっきりしてくる。さらに、段取りよく取り組むスケジュールもたてられる。その結果、スムーズに仕事ができるようになり、残業もしなくてよいのでライフのほうも充実してくるというわけである。


じっくりと考えるということは、とりわけ問題解決や業務の改善には重要である。考えることによって劇的に生産性を高められる種が見つかるからである。また、じっくりと考えることによって、戦略や方針がより優れたものに変われば、行動もかわる。具体的な行動が変わることによって、劇席に生産性が高まる可能性も増えるのである。