不機嫌な職場

組織感情研究によれば、不機嫌というのは、ある意味、ネガティブなエネルギーが高まっている状態であり、感情を発現している状態である。不機嫌な職場にに対して、無関心もしくは無力感ただよう職場というのもある。こちらは、組織感情的に言うならば、感情エネルギーのない状態である。


不機嫌な職場の場合、そこで働く人々の機嫌が悪いすなわち怒っているわけであり、ネガティブではあるが感情が発現しているということは、このネガティブエネルギーをうまくポジティブエネルギーに変えてあげることによって、よい効果が期待できそうである。


もっと問題なのは、無関心、無力感といった状態が蔓延している職場のほうで、感情エネルギーがない職場である。冷え切っているという意味では、エントロピーがゼロになってしまっているということで、低体温症というか、死んでいるのか生きているのかわからないような状態である。このような職場に、熱い気持ちを植えつけることは難しい(が不可能ではない)。