闘うための哲学書案内

小川・萱野(2014)は、ものごとの本質を言葉をつかって批判的、根源的に探究していく学問である哲学について、22冊の古典を紹介しながら、混迷の時代を闘い抜く知を身に着けるヒントを提供しようとしている。いわば、人生を闘うための哲学書ガイドを提供しようとしているわけである。具体的には、以下の哲学書を紹介し、対話形式で解説している。


『饗宴』プラトン
『ニコマコス倫理学アリストテレス
方法序説』ルネ・デカルト
リヴァイアサン』トマス・ホッブズ
『統治二論』ジョン・ロック
『社会契約論』ジャン=ジャック・ルソー
『国家論』バールーフ・デ・スピノザ
『永遠平和のために』イマヌエル・カント
『法の哲学』ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
『自由論』ジョン・スチュアート・ミル
『職業としての学問』マックス・ウェーバー
存在と無ジャン=ポール・サルトル
『全体性と無限』エマニュエル・レヴィナス
『技術への問い』マルティン・ハイデッガー
『監獄の誕生』ミシェル・フーコー
『悲しき熱帯』クロード・レヴィ=ストロース
イェルサレムアイヒマンハンナ・アーレント
『正義論』ジョン・ロールズ
『正しい戦争と不正な戦争』マイケル・フォルツゥアー
学問のすすめ福澤諭吉
善の研究西田幾多郎
『風土』和辻哲郎