一流の思考法

森本(2009)によると、優れた結果を生み出せる人というのは「結果を生み出す自分なりのプロセスや技を持っている人」「失敗から学び取り、プロセスや技の改善ができる人」だとしている。


このような人は、結果を出すこと自体を目標とする結果主義者ではなく「結果を生み出すプロセス」を重視し、失敗などから「発見」を得て、それを成功に近づくための学習に生かしているという。


また、森本は、仕事に自分なりの「型」をつくり、それを無意識にこなせることの重要性も説く。余計な意識は、過度な緊張状態を生み出したりして結果を出せない可能性を高めるが、無意識に仕事ができれば、そのような失敗は減るのである。そのためには、準備期間で「自分との約束を守り」それを「自信」につなげておくことが肝要である。


ビジネスパーソンでいえば、社長相手のプレゼンであっても友達と同じようにリラックスして話せる。野球選手であれば、国際試合であっても、普段どおり無意識にバットが振れる。このような人が結果を残せるのだという。