頭の中の「引き出し」を作ろう

内田(2008, 2010)は、自分を印象づけたり相手を説得するために「会話の中で使う話題」をしまっておく引き出しを、「リーダーシップ」「パラダイムシフト」「ビジネスモデル」のように20ほど頭の中に持っていると言う。その20の引き出しの中にさらに20ずつのネタや事例が入っており、思い出しやすいようにユニークな見出しが貼られているという。


これらは、問題意識に基づいて関心を持っているテーマを設定すればよい。ビジネスパーソンとしては、いろいろな経験を自分の引き出しに蓄積することによって、その引き出しを参照しながら相手の話を聞いたりできる。状況に応じてネタを語ったり、異なる引き出しを参照したりしているうちに新しいアイデアが閃いたりする。これらの引き出しは、自分が使いやすいように日ごろから意識して整備しておくことが大切だと言う。