毎日「自分の将来について考える」ちょっとした習慣

向井(2009)は「ウィッシュリスト」の紹介の中で、「実は私には長年続けている習慣がある。それは1日1回、最低2分間、自分の将来について真剣に考えることだ。」と述べている。そして以下のように説明している。

日常の中で立ち止まる時間をつくって先のことを考える。そのちょっとした習慣に、充実した人生を生きることができるか、それとも流されて終わるかがかかっている。そして、真の意味でリッチな生活を送るには、まずは目標を見つけることだ。これは間違いなく必要だし、真実だ。

また、次の引用も紹介している。

願いというのは心の底から湧き出てくるものなので、ある重要なことについての情報を持っているのです。自分は何者なのか、自分は何者になれるのかということについてです。願いを抱き続けるということは、幸せを追い求めるために必要な力を私たちに与えてくれることになるのです。それこそが、この「願いのリスト」が何のためにあるのかという問いかけに対する答えです。時が過ぎ、あなたはきっと気付くでしょう。幸せとは一体どういうことなのかというあなた自身の考えが変化していることに。本当に大切なものは何なのかというあなた自身の価値観が変化していることに。そして、あなた自身が人生で何を達成してきたかということに。

文献

向井万起男 2009「リッチな人生を創る「ウィッシュリスト100」」『プレジデント』2010年2.1号