勝間式ラテラル(水平)思考法

勝間(2008)によれば、ラテラル思考とは、水平方向に問題解決の範囲を広げることで、「いま決断しようとしていることに対して問題を俯瞰し正面突破だけを考えるな」という思考法である。つまり、回り道や抜け道を探す思考法といってもいい。


問題構造を見極めたうえで「これでは正面突破は難しいだろうな」と思えるときにラテラル思考が必要となる。構造をよく理解することで、回り道や抜け道が見えてくることがあるし、正攻法ではなく、多少「ひねり」を入れてみるとか、陳腐化して役立たなくなっているものを捨てるといったテクニックによって、ほんの少しでもいいから、これまでの既存のやり方とは何か違うことができないかと考えてみることが、突破口の発見につながりやすい。


ロジカルからラテラルへ、そこでアイデア力を発揮してまたロジカルへという繰り返しで問題を追求していくことも大切だ。