人脈に勝るパーソナルキャピタル（自分資産・自分資本）はない。では、どうやって人脈を築くか。本田(2007)の考える人脈とは、情報を交換したり、人を紹介したり、刺激しあったりして一緒に成長していけるようなマインドの高い仲間である。それを築くためには、誰を知っているかではなく、誰に知られているか、人から頼りにされることが重要。そしてそれを可能にするのは「パーソナルブランディング」である。
本田(2007)が推奨するパーソナルブランディングの第一歩は、人が会いたいと思うような魅力的なプロフィールを書いてみることである。仕事だけでなく、趣味や個人的に挑戦していることも交え、キャッチフレーズなども活用する。また、自分はどうなりたいのか、どういう人と一緒にビジネスをしたいのかなどを思い描き、未来のプロフィールを作るのもよい。プロフィール作りはそのまま自分の目標観と直結するのである。
人脈作りには「人を見る目」も大切である。例えば「自分の大切な人に紹介できるかどうか」「その人と長期的につきあっていけるかどうか」を、知人作りの判断基準とする手がある。
アプローチする「会いたい人」は、知名度ではなく、マインドつまり「自分と波長が合う、自分とマインドが似ている、モチベーションの高さが同じ、自分のやりたいと思っていることが通じ合う、といった部分が欠かせない。
