人間関係を「俯瞰」する

加藤(2007)は、人脈のメリットとして「人間関係を俯瞰できること」を挙げる。また、人脈は「会いたい人」「ほしい情報」を得るための、地図にもなってくれると言う。


よりよい人生を歩むためには「自分が何になりたいのか。何を手に入れたいのか」を明らかにすることが第一歩である。そして、その目標にたどり着くためには「どんな人が必要か」という問いが出てくる。それらの人々が、開拓すべき人脈である。人脈を持てば、深い森の中を迷いながら歩くような人生において、アンテナやレーダー、地図を得たかのように、上空から俯瞰できるのである。


加藤はその他にも人脈作りに有益なヒントを紹介している。例えば、自己PRならぬ自己IR。これは、自分の利益になる相手に「私に投資すれば、こんな利益がこれくらいの期間で得られそうですよ」というような自分情報を発信する活動を指すのである。