凡才の4つのスキル

天才でなければ、非常識とも思われる発想をしてそれを実現させてみせるかもしれないが、凡才はそういうわけにはいかない。久垣(2003)は、凡才に必要な4つのスキルとして「愚直」「行動力」「継続」「臆面のなさ」を挙げる。


秀才のように頭のよい人は、先がよく見えるがゆえに行動力が伴わないことが多い。しかし、世の中にはやってみないとわからないことが多い。そこで凡才が行動力を発揮すれば、さまざまなことを知ることができ、秀才を追い越すことができる。また、長い間継続しないとわからないこともあるので、愚直に継続することが大切である。継続していると、量から質への転換が起こり、ある時点から大きく成長すると久垣は言う。


「臆面のなさ」すなわち気遅れしない、恥ずかしさをしらない、失敗しても格好悪くてもけろっとしている、そういったものを持っていれば、勇気をもって決断し、アクションを起こすことができる。チャンスがめぐってきたときに、躊躇なくすぐに手を挙げることができるのである。