堀内(2009)は、「人生に消しゴムはないが、物語を書き直すことはできる」とし、自分を主人公にした物語のキャリアへの活用を説いている。「現在」は「再解釈可能な過去」と「構想自由な未来」の接点である。過去はいろんな出来事の記憶であるから、それを再編集して物語を書き換えることができる。堀内が提唱する習慣は、
- 経験を振り返って、それが最高に生きるように「これまでの物語」を書き直す
- そこから得られる最高の「これからの物語」を書き直す
- そのためにできることを考える
- 一歩を踏み出してみる
ということである。
また、堀内は「よい物語」をイメージすることが大切だとしている、よい物語とは、
- 人に語りたくなる
- 主人公が成長している
- 変化している
- 終わってほしくない
- ハッピーエンドそう
である。