潜在意識をフル活用する

稲盛(2009)は、「どうしてもこうありたい」という願望を実現させる方法として、漠然と思うのではなく、「何が何でもこうありたい」「必ずこうでなくてはならない」といった、強い思いに裏付けされた願望、夢でなければならないと説く。なぜなら、寝食忘れるほど強く思いつづければそれは潜在意識にまで透徹するからである。

潜在意識は、思いがけないとき、いざというときに計り知れない力を発揮する。「神の啓示」とさえ思えるひらめきやアイデアが得られること、思いがけない出会いに遭遇することもその例である。また、潜在意識は眠っている間も働いている。