読書量の目安

日垣(2008)によれば、読書量の目安は「若いうちは1日1冊、40代は1日で5冊」だそうだ。読書の単位は「冊」であって「ページ」ではない。つまり「1日○ページ」という目安はつくらない。映画のDVDでも、普通は1回で最初から最後まですべて見るのがよく「1日10分で10回で見終わる」というような見方をしていては作品の全体像を把握し、物語を深く理解できない。読書も同じ。全体像をつかみ、中身を深く理解するためには、1日で読みきるのがよい。

よって、若いうちは1日1冊、1ヶ月で30冊の読書を目指す。わかってもわからなくても、とにかく読む。これで読書の基礎体力がつく。「もう若くはない」という人は1日に5冊読む。5冊読めばたいてい、目の前の問題の解決策は見つかる。