コーチングの基本プロセス
- ラポールの構築(対象者に普段から関心を寄せていることを示す)
- 会話への導入(相手をコーチングを受ける態勢に)
- 現状の確認(事実確認中心に、対象者がそれをどう感じているか)
- 問題・課題の特定(傾聴し、現状を正確に把握し、問題を特定する)
- 「望ましい状態」のイメージ(対象者の目標を具体的かつ明確にする)
- 解決法の検討(問題解決のために必要なこと、どうすれば解決できるか)
- 課題を達成するためのプラン作成(6W2H)
- プランの確認(3〜7までのプロセスを振り返り、取り組み意志を確認)
- 力づけ(エールを送る)
- フォローの約束(会話の終了がコーチングの始まり、次回の約束)
相手の心を開くラポールの技術
- ミラーリング(鏡に映したように相手と同調した動きをとる)
- ペーシング(話し方の速度、リズム、抑揚、声の大きさなど、相手の息にペースをあわせる)
「きき耳」を回避する傾聴法
- バックトラッキング(相手の話の中からキーワードを見つけ、そのキーワードを繰り返す質問方法)
- ButからAndへ(相手を否定せず「そうだね」と受け止め「こういうのはどう?」と別の見方を示す)
質問の技術
- 開かれた質問(聞かれた側が考えを述べやすい質問)は相手の口を開かせる
- 大きすぎて答えにくい質問ではなく、細切れの質問は答えやすく話しやすい
- 肯定質問(例:どうしたらそれができるだろう?)は、積極的に考える姿勢を促す
- 仮定の話(例:もし○○なら、あなたは?)で相手の制限を突破する
- 相手の情報をゆっくり引き出す
- 相手が省略している言葉を訊ねる(例:具体的には?)
- 言葉の意味を訊ねる
- 本音は本音を呼ぶ(こちらから本音を言う)
- 相手が無意識に避けていることを訊ねる
- 細部を明確にしたい場合は適切な疑問詞を使う
待つ〜沈黙の技術
話題集中法(話を聞きながら以下のことを行う)
- 話の方向性を確認する
- 相手の論拠を検証する
- 論点を整理する
- 非言語コミュニケーションの背景を知る
フィードバックの技術
- 相手との関係維持(フィードバックが効く条件)
- 事実を伝える
- 行動の影響を伝える
- その行動と影響に関して「わたし」が感じていることを伝える
- 充ての軌道修正への決意を確認する