キャリア事例

ずるずるとキャリア転換の機会を逸してしまうサラリーマン


このままではいけない、転職を含めたキャリアの再検討をしたほうがよいと考えているサラリーマンが、ずるずるとそのまま会社に勤める生活をしてしまい、気がついたら転職も難しい年齢にさしかかってしまい、このまま同じ会社に居残るしかない、というケースを考えてみる。

  • 過信バイアス:自分の会社が倒産したり、その他の危機に陥ったりする確率を低く見積もる。居残っていても比較的よいキャリアが実現すると思い込む過信バイアス。
  • アンカー効果:いったん自分が入った業界、選んだ会社なのだから、その意思決定が間違っていると思いたくない、それが正しいと信じてしまうバイアス
  • 確証バイアス:自分が会社に居残ることを正当化する理由やデータを探しがちなバイアス(他者よりも給与がよいとか、転職してもうまくいく可能性は低いとか)
  • オートマチック意思決定:キャリアについて、注意深い意思決定を促すきっかけ(ショック)がないために、キャリアに関連のある意思決定事項(チャンスにつながるかもしれないオプション)についても、オートマチックに(無意識的に)、現状を単に維持するように意思決定してしまうというバイアス