二重プロセス理論

人間の情報処理プロセスには直観的部分と分析的部分の2つのプロセスがあることを理論化したもの。

システム1(人間と動物の両方が持っている)

直感的、連想的、迅速、自動的、感情的、並列処理、労力がかからない

システム2(遅れて進化した人間固有のシステム)

分析的、統制的、直列処理、規則支配的、労力を要する


システム1とシステム2は明確に分かれるわけではなく、連続的に存在している。システム1はシステム2よりも劣っているわけではなく、両者の連携による優れた問題解決ができる(例、将棋)


システム2には多くの認知資源が必要となる。なれない作業を行なうとシステム2が活性化され疲れやすいが、作業に成れ、システム2からシステム1へ移行すると、認知資源を節約でき、疲れなくなる。


システム2がシステム1をモニタリングする場合もある。つまり、システム1が下した決定についてシステム2が承認したり場合によっては修正や変更を加えたりする。