日航機のトラブル

最近、日本航空における飛行機のトラブルが頻繁に報道されるのが気になる。以前は、私の思い出す範囲では、こういったたぐいのトラブルはせいぜい数ヶ月に1件くらいしか記憶にない。それが最近では非常に頻繁に報道される。なぜ、いま、こういったJAL機(もしくは他の航空会社便)のトラブルが頻繁に目につくのだろうか。


いくつか考えられるシナリオを考えてみる。


1.そもそも、この手の小さなトラブルは、これまでも同じような頻度で起こっていた。ただ、それらは公にされないか、もしくは報道の対象とならなかった。しかし、最近になって、日本航空の不祥事がクローズアップされたことによって、マスコミ各社が小さなトラブルでも、いろんなソースで見つけ出して、新聞雑誌に書きたてるようになった。結論からいうと、トラブルの数や頻度はこれまでも最近も変わっていない。マスコミの攻撃が強まっただけである。


2.たまたま、最近になって、日本航空機のトラブルが頻発するようになった。そしてそれが報道されているがために、よくそういう記事を目にするようになった。これが正しいとすれば、なぜこれまでほとんど聞かなかったトラブルが、最近になって頻繁に続くようになったのか。それがいまいち理解できない。緊張のゆるみという潜在的な要因が、ちょうど最近になってトラブルの多発というかたちで顕在化してきたのか。


3.私自身があまり関心がなかったために、過去にもわりと頻繁にトラブルが報道されていたにも関わらず、それに気づかなかった。ただ、最近になって、トラブルが小さなニュースではなく、大きな話題として大々的に取り上げられるようになったので、すぐに気がつく、そして気になるようになった。