2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

現象学からみる「言語の本質」

竹田(2004)は、言語の形式論理的分析を主たる方法とする現代言語哲学は謎が謎を呼ぶようで決して解決しない袋小路になっているが、現象学的方法で言語を捉えるならば、言語の本質はほぼ明らかになると論じる。例えば、現代言語哲学で登場する「言語ゲーム」…

なぜ社会主義国家は一党独裁になるのか

民主主義国家では、複数の政党が政策論争を行い、国民に最も支持される政党が選ばれるというプロセスが存在する。しかしながら社会主義国家では、ほとんどの場合一党独裁となる。これについて、竹田(2004)は、歴史が証明してきたように、社会主義国家は、必…

世界はチャンスで溢れている

シーリグ(2011)は、彼女が担当する起業家精神、創造性と革新に関する講義におけるもっとも重要なメッセージとして「問題はすべてチャンスに変えることができる」と言っている。つまり、あらゆる問題がチャンスであり、問題が大きければ大きいほど、チャンス…

研究プロジェクト

ヒューマン・キャピタル研究 企業の人的資本(ヒューマン・キャピタル)が企業業績に影響を与えるメカニズム 人材マネジメントのグローバル化 人事の国際化やグローバル人材、外国人雇用などに関する研究 新しい働き方とワーク・ライフ・マネジメント IT化や…

現象学は人間の認識構造を「信憑構造」と捉える

竹田(2004)は、フッサールによって生み出された「現象学」のコア概念である「現象学的還元」という方法の本質的な意味を説明するさい、それは、認識問題を解明するための方法であり、そのために、人間の認識の構造を「信憑構造」として捉え、その構造の共通…

人生を振り返りたくなる年代

秋元(2006)は、中学校のクラス会に出席したエピソードをもとに、「人はある年代を境に人生を振り返りたくなるのだろう」と綴っている。子供のころの彼の担任は「それまで、クラス会なんかやったこともなかった卒業生たちから、急に、連絡が来るようになるの…

論理的思考は直観思考

小田(2011)は、論理「的」思考は、実は「論理」によく似た直観思考(原文では直感思考)なのではないかと指摘する。論理的とは、論理そのものではないからである。つまり、論理的思考は、日頃から「論理」を使って考える練習を積み重ねることで鍛えられた直…