川浦・山下・川上(1999)は、ウェブ日記を書いている人を対象に、なぜウェブ日記を書き続けるのかを研究しました。それによると、ウェブ日記を始めた理由として、自分を知ってほしいという「自己表現動機」、アクセス数をアップするためという「手段的動機」、他の人の日記を見て自分も書きたくなったという「同調的動機」という大きく3つの理由が見いだされています。さらに、7割以上の人が読者を意識して書いており、日記によって自己開示ができ、自己表現が上手くできていると満足することで日記を書き続けていることが考察されています。また、はっきりした結果はでなかったものの、読者からの反応(フィードバック)も日記継続に間接的に関係があり、双方向のコミュニケーションを求めて日記を書いていることが示唆されています。