梅本(2006)は、神経言語プログラミング(NLP)から導かれるいくつかのテクニックを紹介している。
アンカーリング
困難な状況におかれた時、過去に自分が体験したすばらしいプラスの感情や情動を現在に移動させて、自由につかえるようにする方法。過去の体験などから自分が望む理想的な状態をイメージし、スイッチを使って固定する。本番のときにそのスイッチに点火する。
分離と連合
分離とは、第三者の立場で自分を眺めることである(幽体離脱)。そうして、問題状況に役立つリソースを見つけ、自分自身にアドバイスをする。そして、連合によって、現実の自分とリソースを結びつける。
マップアクロス
よくない状態と、よい状態のイメージを絵やスクリーンに映し出す。よくない状態のサブモダリティ(視覚、聴覚、触覚動覚のさらに細部の感覚要素)を、よい状態のサブモダリティに変化させる。
モデリング
うまくやっている人の真似をする。
アズイズフレーム
特定の将来に自分が成功している姿をイメージして良い感情を経験する。そしてどうして成功できたのかを検証する。その方法を実際に実行すれば、成功は現実のものとなる。
ペーシング・バックトラック
コミュニケーションにおいて相手の刺激にペースを合わせる。相手の言葉をそのまま伝え返す。