発想・企画Hacks

優れた企画やアイデアを連発し、効果的にプレゼンテーションを行なうことによって成果を出し続けるためにはコツがある。原尻(2007)はそれをHacksとしてまとめている。以下はそのいくつかである。

優れた企画を生み出すコツ

優れたアウトプットは綿密な準備とシステムから生まれる。まず、素材となる情報を大量に準備し、整理する。そして、それらの情報からいったんシナリオが浮かべばすぐにそれらを組み合わせてアウトプットにつなげるシステムを作っておく。つまり、すでに準備された情報を「編集」するだけでアウトプットが完成してしまう仕組みをつくっておく。

イデアの二段階抽出法

いきなり「無」から「有」をつくりだすのではなく、ヒントになりうる情報をまず出して、その情報から掛け合わせるように発想する。つまり(1)まずアイデアの元となる情報を引き出し(2)その情報をみたうえで組合せでアイデアを出していく。会議においても、情報を発散させる(発想会議)と、情報を収束させる(決定会議)の2つを使い分ける。

要素・構造・機能

あらゆる事象は「要素・構造・機能」にわかれる。要素はパーツ(部品)であり、それがどのように組み合わさって(構造)、なにをするのか(機能)ということだ。

プレゼンにおける「間」の効用

場がダレてきたときや、空気を変えたいときには、「沈黙」する。例えば、上を向いた考え込む演技をする。アクシデントが入ると一瞬場が緊張し、ペースが変わる。それを意図的に演出するのが「間のハック」である。ただし、毎回使えるというわけではない。