経営指南・人生指南

どんな投資でも、一手先の戦略よりも、三手先で回収する戦略のほうが、勝率が上がって、リターンも大きくなる。それは、多くの戦略は、一手先で回収しようというものばかりで、三手先まで考えている人は少ないからだ(p50)。


実際、短期的に見たら無駄に等しいが、長期的に見れば大きな利益を回収できる投資というのはたくさん存在している。・・・ある程度の無駄遣いを受け入れるからこそ、最終的に勝てる勝負ができるのである(p80)。

企業には「お金」と「人材」というふたつの資源があり、企業の業績はこのふたつの資源の動かし方によって決まる。つまり、お金と人材を上手に動かす「シナリオ」を書くことが経営者の仕事なのである(p59)。

人が生きていくうえで必要なのは、必要なときに必要なお金を身につけることのできる能力をつけることである(p98)。


大成する人というのは、その時点での収入額にかかわらず、人生全体を視野に入れたうえで、人生での総収入を増やすためのお金の使い方をしている(p115)。

成長とは「自分を捨てる勇気」と言ってもいい。・・・本当は、身につけきたものを捨てたときに初めて成長するのである。
スキルアップと成長とは違う。スキルは身につけていくものだが、成長とは変化することだ。劇的に成長するとは、・・・全く別のものに変身するということ(p34-36)。