やることを減らし続けて成果をあげる

バボーダ(2009)は、やることそのものを減らすことによって、シンプルに徹すれば、成果も上がると言う。ルールは単純で、(1)大切なことを見極め、(2)それ以外のものを取り除く、というものである。もっともインパクトのあること(仕事など)のみに活動を制限し、それに集中するわけである。もっともインパクトのあることというのは、当然、人生の目的・目標をかなえるうえでのインパクトということだ。MIT(Most Important Tasks)を見極め、マルチゴール・マルチタスクではなく、シンプルゴール・シングルタスクを徹底し、それに集中する。MITの数は2〜3がよいだろう。


減らし続ける、シンプルに徹する、そして習慣化することで、人生が変わっていくとバボーダは言うのである。放っておくけば、日々やることは増大していくはずだから「常にやることを減らし続ける」という精神がベストなのだろう。やることを減らす具体的なコツも伝授している。例えば、ショートリスト(タスクリスト)やカレンダーを活用する。MITでないことはリストにしておいて、あとでまとめて「バッチ処理」する。書類整理のコツとしては、書類はとにかく一箇所にまとめる。健康管理、モチベーションを高めるコツ、などである。