ホリエ流

堀江(2005)は、時代の転換期では若者が活躍すべきだという例として、明治維新終戦直後は、20代、30代が社会の最前線で活躍していたと指摘する。明治維新のときは、坂本竜馬伊藤博文も20代だった。社会がリセットするプロセスで、上の世代がいなくなってしまったからでもある。


また「とにかくでかいことを考えて、とうてい実現で着なさそうなことを考えて、それを実現させるということ」を心がけていると言う。当然、いきなり大きな目標には到達できない。ひとつひとつ身近な目標を達成し、自信をつけ、成功体験を積み重ねていくのがミソである。「大きな目標、志を持つ」ことがまず大切で、そこに到達するために、コツコツと小さな目標を立てては実現するというプロセスを積み重ねるということである。


そこでは、世の中は「常ならず」、つまり無常の考え方が重要になってくる。だから「でかいこと」は、到底実現できないものではなくて、世の中の流転に乗って積極的に行動することで、実現するチャンスが大いにあるということなのである。