スピードブランディングで培う人脈力

鳥居(2008)によれば「人脈作りの原点は、まずは自分づくりから」でもある。自分の実力を磨くとともにブランディングを図っていく必要がある。ブランドが確立されれば、信用力が高まり、ローコストでどんどんとモノが売れていく。つまり、人脈や情報がどんどん集まってくるのである。


鳥居(2008)は、ブランディングは出版を目標に(ブログやメルマガやセミナー講師などを通じて)アウトプットしていくのがよいという。自分の本が出版されるということは「全国の書店に自分を宣伝してくれる営業マンが待機しているようなもの」である。これが成功すれば、自分自身を売り込むさいにもローコストで最も効率のよい手段の1つとなる。


ブランディングにおいてはプロフィール作りも重要である。「自分らしさ」や自分自身のキャラをもっともよく表現する肩書やキャッチコピー(「燃える闘魂アントニオ猪木」のようにプロレスラーのキャッチコピーも参考になる)をつくり、200〜300文字で「この人の書いた本なら読んでみたい、話を聞いてみたい」と思わせるような共感を呼ぶストーリーのあるプロフィールを作成する。プロフィールは、第一印象を決定付けるもっとも大切なものだといえるのである。