読書三昧で人生を愉しみ尽くす

人生は短い。残された時間は限られている。その限られた時間でどれだけの本が読めるのかを考えると、多読しかない。人生は遊ぶため、楽しむためにあり、仕事もそうである。だから、成毛(2008)は、人生を楽しむ術、上手な生き方を学ぶために、超並列読書法でとにかく大量の本を読むべきであると主張する。最後まで読む価値のある本はそう多くないので、本は最後まで読む必要はまったくないのである。多読をすることによって、ハズレの本をつかむリスクを冒してでも本を買う。実際ハズレたら時間の節約のために潔くそれは捨てる。時間をお金で買い、自分の人生を豊にするための知識や知恵に出合うためにお金を使う。本を買うために、読書の時間を確保するためにお金を使うことこそ、生き金を使うことにほかならない。


成毛(2008)は、人生の主人公を演じきるためには、亡くなった後に、「あんなにふざけたやつはいなかった」などと強烈な印象を持たれるくらいでないといけないという。人生は一度きりである。目先の事象にとらわれて損得を計算するよりも、いかに人生を遊びつくすかを考えた方が楽しいにきまっている。一度しかない人生は愉しみ尽くすのが勝ちなのである。思考力も想像力も決断力も、柔軟性も将来性すべて読書によって養われる。質の高い読書をすればするほど、視野が広がり、人生のあらゆる可能性が広がる。読書によって、人生を楽しむ力が鍛えられる。つまり、生きる知恵を得ることができる。