見通しの重要性

佐々木(2006)によれば、難しい仕事や長期間かかりそうな仕事をきちんと遂行するうえで重要な要素の1つに「見通し」を挙げる。


多くの人は、巨大な仕事を前にするとひるんでしまうが、ひるむのは経験がないか、経験が浅い場合である。専門家は、一見したところ大変な仕事であっても、過去の経験から見通しが立てられ、見通しに沿って着実に仕事をこなしていけば、ほぼ確実に一定期間内に完了させられることを知っている。


逆にいえば、一見すると難しくみえる仕事に「見通し」を立てられるか否かが専門家と非専門家をわける基準かもしれない。