大学が変わる

「キャリア教育」を看板に掲げた女子大もある。

奈良女子大(奈良市)。2003年10月、当時の3年生約200人に実施したアンケートで、「適性把握に役立つ科目を履修したい」などとする声が大勢だった結果も踏まえ、国立大法人化に伴う中期目標・中期計画に「4年間一貫のキャリア教育」を盛り込んだ。

昨年度後期に開講した「現代社会と職業」は最も人気の高い科目の1つに。4月12日に行った今年度前期の授業案内にも、1年生を中心に100人が集まった。同大は来年度までに科目数を3つに増やす予定だ。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/26197.html

研究環境として魅力を感じるのは、民間企業が70%弱なのに対して大学は約30%――。日本経済新聞社が理系の大学生・大学院生に実施した意識調査では技術者・研究者を目指す理系学生の圧倒的多数が将来、大学よりも企業で研究開発を続けたいと考えていることが分かった。産学連携が大学にプラスに働くと答えた学生も約85%に達し、基礎研究より応用研究に魅力を感じる学生が多いことが浮き彫りになった。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/25063.html

大阪・淀屋橋のビジネス街の中心に昨年4月、阪南大学大阪府松原市)が就職支援拠点「阪南大学サテライト」を開設した。ビジネスマンを講師に「働く意味」を現役学生に伝える実学指導の場として活用している。仕事に就かず職業訓練も受けないニートの増加など若者の就職意識低下が指摘されるなか、開設2年目を迎えた今年も、学生の働く意欲を高めようとする大学の奮闘が続いている。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/26699.html

友人ができないことを悩む大学生を支援する取り組みが、近畿の私立大学で広がっている。学生同士が知り合える機会を提供しようと、ヨガ体験など気軽に足を運べる行事を定期的に開催。学生のコミュニケーション能力を伸ばそうと、カウンセラーが上手な話し方や聞き方などを手ほどきするケースも。大学側は「心の病につながる恐れもあり放置できない」と危機感を募らせている。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/26847.html