学校改革

どの学校でも、着任してみると、教員たちは大まかに三つのグループに分けられます。


ファーストグループは、指導力が高く、生徒に人気があり、校長・教頭に協力してくれる教員です。こういう人は、必ず自分の指導力に自信を持っています。トップが交代すれば、経営方針が変わりますが、新トップの経営に直ちに柔軟に対応、協力できる人なのです。そうでないと、組織は動けません。(中略)


セカンドグループは、生徒思いで実力もあるのですが、常に多数派に属する教員です。学校は、ファーストグループが最初少数派ですから、このセカンドグループは、当面私にとっては抵抗勢力です。すぐには私に協力しようとしてくれません。しかし、学校の世論が変わって私流のやり方が浸透し始めると、一気に協力を申し出てくれます。こういう教員も大事です。顔が生徒に向いていて、生徒のために時間を惜しまない人も多いからです。


サードグループは、どんな校長、教頭が来ても、このサードグループの内輪の人たちを「守ってくれる」校長、教頭でなければいやだという教員です。このグループの教員は、私にとっては闘いの相手にせざるを得なくなくなります。とにかく管理されることを嫌い、自己の身分・権利が大事という教員です。「学校は何もしないほうがいいんだ」などと平然と言う教員がいるグループです。授業以外の部活動指導や学校行事の指導に時間をかけない人がほとんどですから、すぐ見分けられます


偏差値が上がるなどという次元ではなく、学校が生徒にとって魅力ある場となることが大切なのだ。そんな学校が生まれてくれば、これまでのように偏差値一本で序列化される「高校ランキング」が意味を持たなくなる。単に偏差値だけではなく、いろいろなものさしで生徒を評価できるようになるのだ


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都立高校は死なず―八王子東高校躍進の秘密

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公立校の逆襲 いい学校を作る!

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