人生の使い方

秋山(2006)「あとがき」より

彼は、余命宣告から数ヵ月後、彼の大好きだった春の季節の静かなこの朝にこの世を去った。私への最後のメッセージは、「後どれくらい残っているかわからない人生の時間を、自分のためだけに使うのではなく、自分がこの世に生まれてきた意味を考えて、人のためにも使ってほしい」ということだった。