毒まんじゅうを食べてはいけない

高橋氏は、会社には、さまざまな仕掛けで社員に貸しをつくっていく「毒まんじゅう」があるという。たとえば、半分が遊びの海外視察旅行、接待費で落とす社内接待、社員同士の親睦を深める宴会、安い家賃ですめる社宅、住宅ローンの金利補助。


これらは巧みに仕組まれた「毒まんじゅう」である。食べたら最後、会社に魂を売ることになる。会社にがんじがらみにされてしまい、「お前には貸しがあるだろう」というかたちで迫ってくる束縛から逃れられなくなるのである。