ニホンザルアカゲザルの交雑確認、拡大懸念 房総半島
http://www.asahi.com/science/update/0125/001.html

千葉県・房総半島で、中国やインド原産のアカゲザルニホンザルの交雑が確認された。・・・(中略)・・・


アカゲザルは、日本の生態系に被害を与えるとして、外来生物法に基づいた特定外来生物への指定が確実だ。指定されると輸入や飼養、運搬が禁じられ、捕獲や駆除が検討されることになる。

 千葉県では60年代からニホンザルの農作物被害が深刻になり、有害駆除で捕獲が始まった。最近の捕獲数は02年1072匹、03年1312匹と、全国でも長野県と並んで多い。アカゲザルが生息するようになった由来は不明だが、逃げたペットが起源ではないかとみられる。

 アカゲザルとの交雑確認について、千葉県自然保護課は「アカゲザルの全頭捕獲を目指して01年からおりを設置し、サルに発信器を付けたが、捕獲は進んでいない。アカゲザルが白浜地区外に出て交雑もある、と話は聞いていた。今後の対策を改めて検討し<たい」という。