人生設計は資産設計

「私は人生をこう生きる。だからお金をこう稼ぎ、こう使う」という考えは重要である。何事もはじめに「自分は人生をどう生きるか」という人生設計があって、それが決まれば判断の規準が決まり、行動が決まる。そしてお金の使い方も決まるというわけだ。お金は自由を獲得する道具であり、自分の行き方にあったお金の稼ぎ方、お金の使い方をすることで「金銭を制するものは人生を制する」。


「お金が好きで大事にしてくれる人」のところにお金は集まり、お金の使い方でその人の心根や育ち、品性、見識などがわかってしまう。金持ちはお金を大事にするとともに、お金を増やす強い意志と計画性があり、必要なものにしかお金を使わない。


ただし、自己啓発(自己投資)が一番重要である。あらゆる投資の中で自分に対する投資がいちばん報われる。人生には裸一貫で出直しということもありうるが、そんなときには自分の身につけたものしか役に立たない。人間としての信用や健康、体力、才能、実力、見識、判断力などの人間力が問われる。時間は最大の資源である。時間を無駄にするものは人生を無駄にする。