キャリアを考える


http://www.nacs.ne.jp/~css/topics/topics_201_231/topics221.htm

では、どのようにキャリア開発をおこなっていけばよいのか。伝統的な考え方では、〓深い自己理解、〓自分の理解者への相談、〓野心的であることなどが一般的であった。しかし、イバーラの考えは真っ向からこれを否定している。

  1. 本当の自分探しを深追いせず、実地に試す機会を探すこと
  2. 自分をすでによく知る人ではなく、新しい人に相談すること
  3. キャリアに野心ではなく、意味を与えること


2については、ネットワーク分析を研究している安田雪氏(注3)も『仕事であれプライベートであれ、固定的で閉じた人間関係は結果として気楽ではあるが人々の視野をいっそう狭くし同質的にする』と述べている。自分と意見の合う人、自分を認めてくれる人たちの間は確かに居心地がよい。しかし、それは何人仲間がいようと皆が似通った社会生活をしており、同じような情報、発想、機会しかもたない。自分にとっては遠くの有能な人たちほど新たな価値観や思考法をもたらしてくれる。新たな人脈づくりの重要性を訴えている。