英語の5原則

NHK新3ヶ月トピック英会話「ハートで感じる英語塾」では、5つの原則を中心に学習する内容と鳴っている。5つの原則とは私なりの理解では以下のようなものである。

1.英語は配置の言葉(並べる言語)

  • 日本語は「てにおは」の言語なので、○○が、○○を、というように語順はあまり関係ないが、英語は、主語、動詞・・・というように、語順によって説明していく言語である。つまり、英語は配置の言葉である。だから、英語を使うときは、単語を適切な「場所」「位置」にぽんぽんと並べていけばよい。
  • 配置にはパターンがあり、パターンが異なるということは意味が異なるということである。だから、英語で使われるパターンをマスターすることが、英語上達の近道といえる。
  • 説明することを、うしろにつなげていくことによって文章を作る。

2.前から限定する

  • 文章の中ででてくる何か(物事)を限定するときには、前に、限定する冠詞や副詞や助動詞などを持ってくる。
  • 英語の文章を作っているとき(しゃべっているとき)には、助動詞や冠詞などでまず何かを限定してから、一般的名詞をつなげていくという思考形態をとっている。

3.足りない部分を補う

  • これまで言ってきたこと(書いてきたこと)を補うというかたちで、to不定詞や関係詞などが使われる。

4.感情がはいると語順が変わる

  • 疑問文や倒置というのは、感情が入ることによって、普通の順番で配置されるはずの言葉の順番がひっくりかえったり、一番前にもってこられたりする。つまり配置の言葉である英語は、語順を変えることによって、驚きや強調などの感情を表現する。

5.ときは距離

  • 人々は時間を空間的に理解している。英語では、現在、過去、未来といった時間概念を、空間的な視点から、自分からの遠さなどにおきかえるような用い方をしている。

参考書

大西泰斗/ポール・マクベイ 2008「ハートで感じる英語塾」NHK出版